2014年03月27日

穴馬を見つける⑧~ブリンカー装着馬

ブリンカーとは「遮眼革(しゃがんかく)」ともいい、視界の一部を直接遮ることにより馬の意識を競走や調教に集中させ、周囲からの影響に惑わされずに走らせるために用いられるものです。
 
まあ競馬ファンなら常識ですが!
 
 
さてブリンカー装着馬の成績を調べてみました。
 
◆ブリンカー装着あり/なし
 
      単的中 複的中 単回収 複回収
Bあり   8.7%  27.9%  \72.3  \76.6
 なし  11.1%  31.7%  \82.7  \83.6
 
 
おっと!ブリンカーありの馬の方が、ブリンカーなしの馬に比べて的中率も回収率も悪くなっています。
 
 
◆ブリンカー装着あり/なし(前走と今回)
 
 前走- 今回 単的中 複的中 単回収 複回収
Bあり-Bあり   8.9%  28.3%  \72.2  \76.2
 なし-Bあり   8.1%  26.0%  \72.7  \78.2
Bあり- なし   9.5%  27.3%  \80.6  \86.2
 なし- なし  11.1%  31.8%  \82.7  \83.6
 
 
そして、「前走なし」から「今回ブリンカー装着」した馬に限って一番的中率が悪くなっています!
 
 
もともとブリンカーを付ける馬というのは、気性難など何か問題があるのかもしれません。
ところがブリンカー装着馬は馬柱にも記載されますし、競馬ファンも「ブリンカーを付けたので走るかもしれない!」という過度な期待をかけているのかも
 
いやいや、意外な落とし穴かもしれません。
ラベル:競馬
posted by ブライアン at 17:42| 穴馬を見つける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月26日

穴馬を見つける⑦~前走・前々走の位置取りについて

前回は「前走の位置取り」で成績を調べてみました。
 
今回は前走だけでは不十分かなと思い、前々走の位置取りについても調べてみました。
 
(いつものように単勝40倍未満の馬で成績を調べています。)
 
 
                    今回
前々走-前走 逃げ 先行 差し 追込
  逃げ-逃げ  51%  34%  10%   5%
  逃げ-先行  26%  48%  18%   8%
  逃げ-差し  19%  43%  25%  13%
  逃げ-追込  15%  29%  29%  27%
  先行-逃げ  31%  48%  14%   7%
  先行-先行  12%  53%  27%   9%
  先行-差し   6%  41%  37%  17%
  先行-追込   7%  30%  39%  24%
  差し-逃げ  30%  39%  20%  12%
  差し-先行   7%  45%  34%  14%
  差し-差し   4%  32%  41%  23%
  差し-追込   4%  22%  39%  36%
  追込-逃げ  27%  36%  23%  14%
  追込-先行   8%  38%  35%  20%
  追込-差し   4%  25%  41%  30%
  追込-追込   2%  16%  35%  46%
 
 
面白いなと思ったのは、前々走-前走で「逃げ-逃げ」の馬は今回も「逃げ」、「先行-先行」の馬は今回も「先行」、「差し-差し」の馬は今回も「差し」、「追込」-「追込」の馬は今回も「追込」が一番多かった点です。
 
なかなか脚質って簡単に変えられないものなのかもしれません?
 
さて、的中率&回収率です。
 
 
前々走-前走 単的中 複的中  単回収 複回収
  逃げ-逃げ  12.5%  30.7%   \75.6  \77.7
  逃げ-先行  13.0%  33.0%   \84.1  \84.4
  逃げ-差し  10.5%  28.2%  \102.9  \83.7
  逃げ-追込   7.4%  22.2%   \73.7  \72.2
  先行-逃げ  12.1%  32.5%   \79.1  \77.8
  先行-先行  12.9%  35.5%   \81.1  \83.4
  先行-差し  10.9%  32.3%   \83.8  \83.7
  先行-追込   8.6%  27.1%   \73.9  \79.3
  差し-逃げ  12.4%  31.3%  \102.4  \86.2
  差し-先行  11.8%  34.2%   \86.4  \86.3
  差し-差し  10.2%  31.3%   \83.4  \84.1
  差し-追込   8.6%  27.5%   \87.9  \86.1
  追込-逃げ  10.3%  29.6%   \93.7  \91.7
  追込-先行  10.3%  32.7%   \78.8  \89.4
  追込-差し   9.4%  29.5%   \78.8  \84.8
  追込-追込   8.2%  25.7%   \75.5  \76.9
 
 
的中率としては、先行→逃げ→差し→追込といった傾向ですね。
 
あと、「逃げ-差し」と「差し-逃げ」は両方とも単勝の回収率が100%を超えています。どこからでも自在に競馬ができるのは有利ということかもしれません。
ラベル:競馬
posted by ブライアン at 17:42| 穴馬を見つける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月24日

穴馬を見つける⑥~脚質について

競馬予想をする時に、各馬の脚質は大きなファクターですよね!
 
逃げ・先行・差し・追込のどの脚質が有利なのかを調べてみました。
下の表を見てもらっても分かる通り、やはり逃げ・先行馬が的中率も回収率も非常に高くなっています。
未勝利戦や条件戦などでは、特にその傾向が強いように私も感じています。
 
儲けようと思ったら「逃げ馬を狙え」ですね!
 
◆脚質別成績
     単的中 複的中  単回収  複回収
逃げ  21.1%  44.0%  \157.5  \115.3
先行  14.1%  41.0%   \98.9  \103.6
差し   7.2%  24.9%   \58.8   \68.0
追込   3.7%  14.2%   \33.1   \42.8
 

しかし問題なのは、どの馬が逃げるのか?先行するのか?などはゲートが開いてみないと分からないということです。前走逃げた馬でも、今回も逃げられるとは限らない訳です。
下の表は前走の脚質ごとに、今回どのような位置で競馬したかを表したものです。
前走で逃げた馬でも、今回も逃げられた(逃げた)馬は32%しかありませんでした。
 
◆前回/今回脚質
                今回
         逃げ 先行 差し 追込
前走逃げ  32%  38%  17%  13%
前走先行  12%  43%  29%  16%
前走差し   6%  28%  36%  29%
前走追込   5%  17%  32%  47%
 

このあたりがなかなか難しいところですね。
 
前走の脚質別で成績を集計してみました。
 
◆前走脚質別成績
         単的中 複的中 単回収 複回収
前走逃げ  12.1%  31.1%  \81.1  \79.5
前走先行  12.2%  34.4%  \81.6  \84.6
前走差し  10.2%  31.0%  \83.6  \83.9
前走追込   8.3%  26.3%  \79.6  \80.5
 

前走で先行した馬については、的中率も回収率も高くなっています。
前走での差し馬は、的中率が少し下がるものの、回収率は一番高くなっています。
 
ラベル:競馬
posted by ブライアン at 17:50| 穴馬を見つける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月14日

穴馬を見つける⑤~騎手の乗り替わりは?

前回の調査では、Aランクの騎手については成績はいいのですが回収率が悪いという結果になりました。
 
騎手については「乗り替わり」についても調べてみたいと思います。
「東大生の~」でも騎手の乗り替わりは+1点とされてました。
 

結果はこんな感じです。
 
◆乗り替わり無し
     単的中 複的中 単回収 複回収
A    15.0%  38.5%  \72.2  \76.9
B    11.9%  34.3%  \78.5  \81.7
C    10.5%  30.7%  \87.6  \82.1
外    21.6%  43.2%  \84.0  \84.2
合計  12.3%  34.4%  \79.6  \80.6
 
※ここでのAとは、前の騎手ランクはともかく、Aランクの騎手へ乗り替わったということです。

◆乗り替わり有り
     単的中 複的中 単回収 複回収
A    12.9%  34.0%  \83.6  \83.8
B     9.4%  28.9%  \83.3  \86.0
C     8.2%  26.3%  \81.7  \83.3
外    12.0%  31.9%  \87.3  \83.6
合計  10.0%  29.6%  \82.9  \84.6
 

的中率は下がるものの、乗り替わりする方が、回収率は高いですね!
特にAランクの騎手についてはそれが顕著に見られます。

乗り替わり前と後の詳細です。
 
◆乗り替わり(前→後)
       単的中 複的中  単回収 複回収
A→A  13.8%  34.2%  \81.1  \79.7
B→A  12.3%  33.3%   \80.5  \81.4
C→A  12.4%  34.4%   \91.1  \92.9
外→A  11.5%  35.2%   \61.3  \87.0
A→B  10.5%  29.6%   \81.2  \80.9
B→B   9.4%  29.1%  \84.3  \87.1
C→B   8.3%  27.7%   \86.2  \89.7
外→B   9.7%  29.1%   \77.9  \73.9
A→C   9.0%  27.9%   \80.8  \83.3
B→C   8.1%  26.7%   \83.4  \86.6
C→C   7.4%  24.4%  \85.3  \83.6
外→C   7.1%  22.7%   \24.5  \48.8
A→外  14.4%  34.0%  \111.8  \89.4
B→外  13.3%  33.1%   \89.5  \75.9
C→外   9.4%  29.5%   \73.6  \86.6
 
※外→外はサンプル数が少ないため除外しています。
 
C→A、C→Bの乗り替わりは回収率が高いです。逆に外国人→B、外国人→Cの乗り替わりは回収率が低いですね。
 
ラベル:競馬
posted by ブライアン at 17:26| 穴馬を見つける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

穴馬を見つける④~上手い騎手を買うと儲かるか?

競馬では、馬と騎手のウエイトが7:3と言われています。

確かに普段のレースを見ていて、上手い騎手が乗るのと下手な騎手が乗るのでは、勝率もだいぶ違うような気がします。
 

上手い騎手と下手な騎手で回収率は違うのか?調べてみました。
 

まずは騎手をランク分けしてみました。
外国人騎手は別枠とし、日本人騎手は次のように3段階に分けました。
 
3ヶ月間の成績で連対率2割以上の騎手をAランク、1割以上をBランク、1割未満をCランクとしました。(騎乗数は芝・ダ共それぞれ30以上としました。障害はレース数が少ないため期間を1年間としました。)
 

検証結果はこんな感じです。(単勝オッズ40倍未満について)
 
◆芝
   単的中 複的中  単回収 複回収
A  13.4%  35.7%   \79.3  \82.5
B   9.9%  29.9%   \82.9  \85.1
C   8.8%  26.7%   \87.5  \83.9
外  15.4%  35.9%  \110.3  \94.0
 
◆ダート
   単的中 複的中 単回収 複回収
A  13.8%  35.6%  \79.4  \80.4
B  10.6%  31.7%  \79.0  \82.8
C   9.2%  28.9%  \80.9  \81.4
外  10.6%  31.8%  \62.4  \76.0
 
◆障害
   単的中 複的中 単回収 複回収
A  12.9%  37.2%  \74.3  \82.8
B  12.8%  35.6%  \95.0  \86.8
C   9.9%  29.8%  \83.2  \80.6
 
◆合計
   単的中 複的中 単回収 複回収
A  13.6%  35.7%  \79.0  \81.5
B  10.4%  31.0%  \81.8  \84.1
C   9.0%  27.9%  \84.1  \82.5
外  13.2%  34.1%  \89.0  \86.0
 

注目すべきは、外国人ジョッキーです。芝のレースに関しては勝率も良く回収率が100円を超えています。
逆にダートはかなり悪いです。
 
日本に来る有名ジョッキーは、芝を中心とした大レースで活躍しているのかもしれません。
 
日本人ジョッキーについては、Aランクの騎手については成績はいいのですが回収率が悪いです。Bランク、Cランクの騎手の方が狙い目かもしれません。
 
ラベル:競馬
posted by ブライアン at 17:40| 穴馬を見つける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする